ジムニーJB23とAZ-OFFROADの足回り

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2インチアップサス ペンションキット


試乗インプレッション


ブレーキパッド










2インチアップサスペンションキット

オーストラリア大陸の有名メーカーサスキットを装着しました。



 届いたセットの中身は、コイル4本とショックアブソーバー4本
 前用コイルはソフトとハードから選択できます。どちらにするか迷いましたが、ウインチの装着を考えていませんのでソフトタイプを選択しました。


 
純正のコイルと比較してみましょう。




中央が2本が純正のリヤコイル

 コイルを純正と比較します。線径が純正10ミリに対して12ミリと太く、巻数も純正よ り多いので長くなっています。
 おとジムの体重を乗せて、バネの縮み具合を比較すると明らかに固いです。フロントも同様です。結構、固いかも?
フロントはソフトを選んで正解と思った瞬 間です。
 続いて、ショックアブソーバーの比較です。純正より約40ミリ長く、太いです。押した感じは、スっーと縮みますので以外とソフトなようです。
 



 交換作業は、しっかりと馬を掛けてからタイヤを外します。
 純正ショックを外すとアームが伸びて純正コイルが遊びますので簡単に引き出せます。
 サスキットの取り付けは逆の手順でできますが、リヤコイルは縮ませてから装着します。
 フロントは純正スタビ装着も可能です。

 
リヤ  フ ロント

サスキット装着の前後で車高の上がり具合を比較しました。


純正  アップサス

明らかに上がっています。約4センチ程アップしました。
フロントよりリヤの方が上がっています。ちょとだけホッドロッド風です。

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試乗インプレ

 さっそく、市街地、高速、山岳路、オフロードを走ってきました。
 コイルバネの組み付けでも書きましたが、バネの上に体重をかけて押さえつけたところ、純正とは比較にならない固さ。ガタゴトの乗り心地を予想していまし たが、車庫から出て10メートルであっさりと裏切られました。想像以上にしなやかな乗り心地です。部分補修で荒れたアスファルトも、スタスタ と超えて行きます。車体に必要以上の揺れを感じさせません。ノーマルでは、ツッパた感じから、いきなり腰が砕けてバンプストップに接して衝撃がきますが、 全くバンプストップに当たった衝撃があり ません。車高が上がったので、縮み側のストロークが伸びたのが原因と思われます。赤信号でのブレーキではノーズダイブもなく車体を水平に保ったまま停止す ることが出来ます。
 高速道路では、純正サスと比較するとキャスター角が変化したため純正よりは直進安定性に欠けますが、問題になるレベルではありません。急激な車線変更を 試 しても直進性を取り戻し安心して運転できます。
 山岳路も走りました。車高の上昇に伴い重心位置も上がりロールが気になります。走った山岳路は道幅が狭いうえにクネクネと曲がっていますので、低速でも コーナーリング性能を試すことができます。ドライブ気分での上り坂ではターボが効率良く働き軽快に走りますので、力不足を感じさせません。コーナーもクセ が無くステアリング操作に忠実に曲がります。段々とクルマに慣れてきたところで、短い直線でフルスロットル十分に加速し、コーナー手前でフルブレーキ。 ABSが働きペダルからガタガタと反力を感じながらかかとでアクセルを踏み、エンジン回転を上昇させてシフトダウン。フロントに荷重を掛けたところでハン ドルを切り車体が向きを変えたところで再びアクセル全開。そんな走りをイメージしながら走りましたが、タイヤからは「キキッー」のスキール音の発生は皆無 で四輪が常に路面に接しています。ロール角も運転者に不安を与えることもなく余裕シャクシャクでコーナーをクリアしていきます。大アンダーステアでハンド ルを切り足すこともなく、リヤが流れることもなく実にスムーズにコーナーを抜けて行きます。純正のHTタイヤでグリップを稼ぎさらにロングストロークのサ スペンションで路面からタイヤを離さない相乗効果が表れているようです。
 
      
 




 河川敷でオフロード性能を試してみました。といっても、ボディーもフレームも新品同様 のため「おとジム1号」で走っているような訳にはいきません。先祖代々貧乏人のため、いきなりガンガン走るほどの勇気はありませんので物足りない走りで す。それでも、充分に可能性を探ることができました。



砂利ダート
 この河川敷はモーグルコースにいたるまで、砂利ダートがあります。ここで、チョッと飛 ばしてみました。砂利や砂は「ググッー」と大きな抵抗を感じますが、軽快に走ります。「おとジム1号」の四輪板バネと比較すると安定感や直進性の差は歴然 としています。砂利道を抜けると締まったダートです。低速では路面の凹凸に従ってボディーが揺れますが、スピードを上げるとサスがきっちりと仕事をこなし てフラットな乗り心地となります。いくらでもスロットルを開けられる気分にしてくれます。オーストラリア製サスペンションの神髄を見たような感じです。

 続いて、モーグルです。「おとジム1号」は二輪駆動から四輪駆動に変更するにはクルマから降りてフロントハブをロックし、トランスファーレバーをゴッツ ンと操作しますが、この23君は4WDのボタンを押すだけで「ギー、ガチャン」とかすかな作動音をともないながら四輪駆動に切り替わります。スゴい進化で す。

   

 上の写真よう上り坂では、HTタイヤでも何の問題も無くユサユサと登ります。 
      
  

このような、急な土手の石積みも難なくクリア




 サスペンションのストロークを確認するために左リヤを浮かしてみました。デフがオープ ンのためゆっくりとした速度ではこれ以上進めませんが、バックしてちょこっと勢いをつければ登ってしまいます。写真はありませんが、連続したモーグルを不 満無く走ることができました。ただ「ゴンゴン」と不快な音がするので、発生源を調べてみましたらリヤホイールとフレームの一部が干渉していました。軽規格 の23では前から知られていることで、干渉するフレーム部分を切除するか、叩いて折り曲げる必要があります。

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ブレーキパッド

 ブレーキについては「23ってどうよ」でも 書きましたが、以外と踏力が必要で市街地のゴーアンドストップの連続で右足の裏が痛くなります。そこで、手っ取り早く解決するために、パッドを社外品に交 換しました。










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