実験結果
失敗です。お湯を沸かすには、時間がかかり過ぎて使えません。パイプとオイルポッ
トの密着が悪かったのか、容器のステンレスの熱伝導が悪いのか?
実験に使った電気ポットは、普段生活で使用しているものですので、清掃して奥様には分からないようにそっと返しました。ハイ
実験2号(内部加熱方式)
実験1号は外部から熱を伝導させて失敗しましたので、実験2号では銅パイプの熱を直接水に伝えてお湯を沸かします。銅パイプをトグロ巻
きにして、直接オイルポット内で水と接触させます。トグロ数によって湯沸かし性能が左右されそうですが、今回はこの形でトライします。
実験の様子
実験1号では電気ポットからお湯を供給しましたが、実験が奥様にバレてしまって大変な目にあいましたので、今回はストーブでお湯を沸かして使用します。
「だったら、このストーブを積んでおけばいいだけじゃん」って声が聞こえてきますけど。
実験開始!
実験開始前のオイルポット内の水温は20度。
5分経過40度、7分経過50度、10分経過70度、手が火傷しそうなので78度で終了いたしました。
実験結果
前回と比較して、遥かに効率良くお湯を沸かしています。もっと、効率の良いトグロ巻き
の形もあるのでしょうが、次回はいよいよ実車に取付けての実験です。
ジムニーへの固定方法
湯沸かし器をドコに取付けましょうか?って悩んだ時間が約1分。答えは、ジャッキの収納場所しか見つかりませんでした。早速、ジャッキを止める金具を切
除しましたが、どうやってポットを固定しましょうか?ありました、以前巨大エアークリーナーをFRPで作成したときに使った型取り用の排水ジョイント。合
わせて見ると都合がイイではありませんか。ちょいとジグソーで加工して「湯沸かし器収納台座」に早変わりです。
湯沸かし開始
さっそく、ポットに八分目まで水を入れ、自宅周辺をウロウロと周回しました。
湯沸かし終了
ガレージに帰って、水温を計測。85度を確認しました。カメラを取りに行ってる間に温度が下がり、80度の写真しか撮れませんでした。
水温って微妙に変化するのですね。100均のポットを使用したので、作りが悪く蓋と
ポットの間に隙間があるのですが、市街地走行では水漏れはありませんでした。これから、余分なハンダや汚れを取り除き、実際にカップ麺に適した温度かどう
か?トグロの中に玉子が入れば、ウデ玉子が出来るかどうかも検証してみます。
試 食
今日は、本栖でイベント開催日。さっそく、昼食にカップ麺をいただきます。失敗もあり得るので、予備に幕の内弁当も用意致しました。
さて、ポットに水を入れてアイドリングで数分間待ちます。無駄に燃料を消費しないためにも、温度計が必要でした。とりあえず、電動ファンが回転するまで
お湯を沸かします。
お湯を注いで、待つこと3分。美味しくカップ麺を試食致しました。でも、チョッとぬ
るいかな?予備の幕の内弁当も頂きましたので、お腹いっぱいです。
反 省
今回は、冷却水の取り出しをスロットルボディー下から取り出しましたので、約85度にしか水温が上昇しませんでした。ターボの冷却水を利用すれば100
度に近い温度が得られるかもしれません。ポットの置き場所の選定もしなければなりませんので、次回までの課題ですね。
まとめ
ラジエーターから放出させてしまう熱を再利用したこの企画、流行の言葉ではコージェネレーションってやつですね。その他の応用例として、チャルメララー
メン車でのダシとり、移動入浴車でのお湯沸かし、野良仕事の合間の3時のお茶にも最適ですね。