ジ ム ニ ー の エ ン ジ ン

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 冷却水利用カーポット

 ツーリングや林道走行時に景色のいい場所を見つけて、コーヒーを飲みたくなったことはありませんか?一人旅で熱いカップ麺を食べたくなったことはあり ま せんか?そんな理由から、カーポットを作ってみたくなりました。もちろん、ストーブを持ち運んでいる方には不要なものですが、手軽にお湯が沸けば最高です よね。
 12V電気を使った市販のカーポットもありますが、沸騰までの時間、火傷及び電気の消費量等の問題があります。そこで、エンジンの「冷却水」を熱源に カーポッ トを作っ てみました。これならエンジンが作動している最中は使い放題。ポットもエンジンルーム内にあるのでお湯が吹きこぼれても火傷の心配がありません。し かも、エンジンに負担や電力消費も一切ありません。
 実験1号(外部加熱方式)
 100円均一のステンレス製オイルポットに、銅パイプを巻き付け、銅パイプに電気ポットのお湯を流し、銅パイプからオイルポットに熱を伝えてお湯を沸か す外部加熱方式。
魔法瓶から92度のお湯を同パイプに通すと、熱伝導に優れた銅パイプは瞬時に素手では持てない熱さになります。これは、期待が持てます。
 オイルポットの水温は17度。実験開始から15分経過して、やっと24度に上昇しました。
  

 実験結果

  失敗です。お湯を沸かすには、時間がかかり過ぎて使えません。パイプとオイルポッ トの密着が悪かったのか、容器のステンレスの熱伝導が悪いのか? 
 実験に使った電気ポットは、普段生活で使用しているものですので、清掃して奥様には分からないようにそっと返しました。ハイ

 実験2号(内部加熱方式)
 
 実験1号は外部から熱を伝導させて失敗しましたので、実験2号では銅パイプの熱を直接水に伝えてお湯を沸かします。銅パイプをトグロ巻 きにして、直接オイルポット内で水と接触させます。トグロ数によって湯沸かし性能が左右されそうですが、今回はこの形でトライします。
 

 実験の様子

 実験1号では電気ポットからお湯を供給しましたが、実験が奥様にバレてしまって大変な目にあいましたので、今回はストーブでお湯を沸かして使用します。 「だったら、このストーブを積んでおけばいいだけじゃん」って声が聞こえてきますけど。
 
  

 実験開始!

 実験開始前のオイルポット内の水温は20度。 
 5分経過40度、7分経過50度、10分経過70度、手が火傷しそうなので78度で終了いたしました。
 

 実験結果

 前回と比較して、遥かに効率良くお湯を沸かしています。もっと、効率の良いトグロ巻き の形もあるのでしょうが、次回はいよいよ実車に取付けての実験です。

 ジムニーへの固定方法

 湯沸かし器をドコに取付けましょうか?って悩んだ時間が約1分。答えは、ジャッキの収納場所しか見つかりませんでした。早速、ジャッキを止める金具を切 除しましたが、どうやってポットを固定しましょうか?ありました、以前巨大エアークリーナーをFRPで作成したときに使った型取り用の排水ジョイント。合 わせて見ると都合がイイではありませんか。ちょいとジグソーで加工して「湯沸かし器収納台座」に早変わりです。
    

 湯沸かし開始

 さっそく、ポットに八分目まで水を入れ、自宅周辺をウロウロと周回しました。

 湯沸かし終了

 ガレージに帰って、水温を計測。85度を確認しました。カメラを取りに行ってる間に温度が下がり、80度の写真しか撮れませんでした。


  水温って微妙に変化するのですね。100均のポットを使用したので、作りが悪く蓋と ポットの間に隙間があるのですが、市街地走行では水漏れはありませんでした。これから、余分なハンダや汚れを取り除き、実際にカップ麺に適した温度かどう か?トグロの中に玉子が入れば、ウデ玉子が出来るかどうかも検証してみます。
 

 試  食

 今日は、本栖でイベント開催日。さっそく、昼食にカップ麺をいただきます。失敗もあり得るので、予備に幕の内弁当も用意致しました。
 さて、ポットに水を入れてアイドリングで数分間待ちます。無駄に燃料を消費しないためにも、温度計が必要でした。とりあえず、電動ファンが回転するまで お湯を沸かします。
   

  お湯を注いで、待つこと3分。美味しくカップ麺を試食致しました。でも、チョッとぬ るいかな?予備の幕の内弁当も頂きましたので、お腹いっぱいです。
 

 反  省

 今回は、冷却水の取り出しをスロットルボディー下から取り出しましたので、約85度にしか水温が上昇しませんでした。ターボの冷却水を利用すれば100 度に近い温度が得られるかもしれません。ポットの置き場所の選定もしなければなりませんので、次回までの課題ですね。

 まとめ

 ラジエーターから放出させてしまう熱を再利用したこの企画、流行の言葉ではコージェネレーションってやつですね。その他の応用例として、チャルメララー メン車でのダシとり、移動入浴車でのお湯沸かし、野良仕事の合間の3時のお茶にも最適ですね。 


 アルミヒートバリアー    

    夏の暑さ対策のため、アルミヒートバリアーをUSから取り寄せました。アルミコーティングされた耐熱布を部品に巻き、熱から部品を守ります。
    取扱いは至って簡単。必要な長さに切り、裏面の台紙を剥がし糊面を出し貼付けるだけ。これで、部品を熱から守ります。

   それでは、何処に巻くの?ってことですが、以下のところがお勧めです。
  1. バッテリー
  2. クーラー配管
  3. ラジエーター付近の電線
  4. エアークリーナーケース
 今回は、バッテリーとクーラー配管に貼付けました。
 ボンネット脇のスリットから逃げる熱気が直接バッテリーに当たり、夏場のバッテリー は相当熱くなります。バッテリーには過酷な場所ですね。バッテリーを外熱の攻撃から守り健康な状態を維持しようってことです。逆に冬場はバッテリーを保温 してセル一発ってことです。
 クーラー配管は、エキゾーストパイプに近く、材質もアルミのためエキゾーストパイプの熱の影響を受けます。また、日本で最大の自動車メーカーのワンボッ クス車にもクーラー配管にエンジンの熱が伝わらないように断熱材が巻かれていました。メーカー人曰く、「これで冷却効果がだいぶ 違います」とのことでした。そんな訳で貼付けました。夏場が楽しみです。


青い囲みが巻いたところ。

バッテリーに巻いたところ

 磁石パワーについて

  燃料パイプに巻付けるだ けで、燃費と出力が向上するとの謳い文句で雑誌に広告が掲載されている購入価格も高く、周囲に取りつけている人がいないため本当の効果がわからない。
 そこで、いつものようにホームセンターで長方形の磁石を4つ購入して、エンジンルームの燃料パイプにタイ ラップを利用して巻付けた。効果の程はというと、多少エンジンの回転がなめらかになったようなような気がする。磁石を外してみるとその違いがよりはっきり (と言ってもホンノちょっと)判る。パジェロヂーゼルの方がより顕著に違いがわかる。おそらく、燃費もコンマ幾つか向上していると思うが、通勤等の同一条 件で使用してないので燃費が計測できないのが残念だ。

 
 




 
 ホームセンターの磁石では磁力が小さいので、強力な磁石を付ければもっと良い結果になると思いフューエルマスターなる自動車専用のものを取り付けた。取 り付けに工具は一切必要無く付属のタイラップでフューエルマスターを巻き付けるだけの簡単装着である。一回取り付ければメンテナンスも必要無く半永久的に 働いてくれる優れもの。
取り付けた感想は上記の長所がさらに増大した感じである。

 フューエルマスターのリメイク版 フューエルボス。中身は同じ
               
 磁石パワーを実践されたSさんからのレポートです。

 はじめまして、貴殿のHP拝見致しました。
 磁石パワーを実践して感動しています。私の妻のジムニーは、オートマで燃費の悪さ 1800ccクラスの乗用車並のリッター7〜8キロと最悪の状態でした。磁石をフェールパイプに取りつけしばらく走ってみました。何か、エンジンが軽く なったように感じられその後1週間トリップメーターは260キロを越えたと言うのにメーターはエンプティーラインより3ミリくらい上を指しています。 290キロ以上は確実と思われます。
 その後の燃費ですが、予想どおり1リッターあたり約9キロまで伸びていました。エンジンの調 子もすこぶる快調で以前より軽く回っています。
 さらに、私のハイエースにも取りつけてみたのですが、驚くことに満タン給油後メーターの針が 動くまでにいつもなら120キロくらいなのが140キロまでまったく動かずびっくりしています。低速トルクより中・高速でのエンジンの滑らかさが伝わって くる感じがします。
 今後も計測を続けて後日、ご報告いたします。貴殿のホームページに感謝!ありがとうございま した。