| 2006/05/01(Mon) 03:09:15 編集(投稿者)
F6Aのターボ冷却系統は、サーモスタットが閉でもLLCが流れる暖機系のラインにターボを装着するような形で装着されています。これはターボ装着を考慮していなかったF5Aに、基本設計を変更することなくターボを装着した550時代の基本設計を受け継ぐ結果です。このターボ冷却系統ですと最も発熱するターボを冷却したLLCがラジエーターで冷却される事無く再びエンジンに戻ることになります。
550時代には「高速道路を長距離巡航する」なんてことは基本的に考えていなかったようで、問題なか良かったのでしょうが、660になると問題が出ました。前述のターボ冷却回路だと「常時ブーストをかけながら高速道路を巡航」なんて事をするとみるみるうちに水温が上昇する事になってしまいます。中には12/22用の大型ラジエータに交換してる方もおられるようですが、これでも根本的な部分を解決した訳ではありません。
そこでターボ冷却で加熱したLLCを冷却してエンジンに戻すためには「その回路専用のラジエータ=サブ・ラジエータ」を装着するのが一番手っ取り早いのですが、欠点としてサーモ回路がないため10月〜4月頃の涼しい次期にはサブラジが冷やしすぎオーバークールになってしまいます。この対策としては「秋口はガムテで前面を覆う、冬場は取り外す」となりますが、面倒なのと着脱を繰り返すと部品が傷むので、サブラジにもサーモ回路を装着することにしました。
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