| 2006/05/02(Tue) 13:45:11 編集(投稿者)
パワーアップの基本は「良い吸気・良い点火・良い燃調・良い排気」そして「それらの良いバランス」ですから一部を極端に変化させるとバランスが崩れ乗りにくくなったり、かえって性能が落ちたりします。(音は簡単に大きくなりますが(笑))「一つを変化させ(交換し)それに併せて他も変えていく」やり方と「不満やボトルネックになっている部分を改善し調和を上げていく」と言ったようにアプローチの仕方は様々ですから、製品チョイスはオーナーの方のコンセプトや目的次第ではないでしょうか。
パワーフ○ー等レース向け高効率フィルターは、吸塵性を犠牲にして吸入抵抗を減らしていますから、純正フィルターでフィルタリングできている微細な塵は透過される危険があることをご理解下さい。オフロードの土埃や冬場の寒冷地で撒かれる融雪剤の乾燥粉、今時の黄砂の微細塵等が透過された場合、短期的には何とかなっても長期的にはエンジンがダメージを受けてしまいます。
それと総流量が不足するのか瞬間流量が不足するのかでチョイスも変わってきますが、総流量の向上ならば「エアクリーナーボックスや配管のサイズを大きくする」と言う選択肢も在るかと思います。経験的にターボ車の場合、吸入抵抗が減少しすぎると中低速でのトルクが細り、ピーキーなドッカン・ターボ的な味付けになって行きやすいので注意が必要かと思いますよ。
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