| 皆さんと異なり私の場合、それなりの化学合成油を使用しています。
昔のオイルは自然界から産出した原油から分離、抽出した油(鉱物油)は自然界で産出した物がベースですからブレがあり、一定の許容で製品化されていますから安定度に欠けますが安価です。一方の化学合成油は原料状態に分離されたオイル累を混ぜて作っていますから安定度は高いのですが、手間等が増える分高価になりやすい傾向があります。
そして鉱物油を含めたエンジンオイルはベースオイルをそのまま使っていましたが、現在は様々な添加剤が入れられています。この添加剤にはは洗浄分散剤というカーボン等を落としていく成分やカーボンにより酸化が進むのを中和するための中和剤等が含まれていますが、この部分がメーカーやグレード等で大きく異なります。また対温度変化安定等を見てみるとどうしてもベースオイルの組成の違いから鉱物油よりは化学合成油の方が安定し、局寒冷状況下や高温連続運転時等には化学合成油の方が適しますね。
ただこれらの添加剤も作動温度帯があるため、短距離通勤やちょい乗りでは効果が得られにくいので、高価な添加剤の入っているオイルに頼るよりは短期で交換する方が費用対効果は高いかもしれません。アドバイスは参考程度にして交換する都度いろいろなオイルを使ってみて自分の使い方に合ったオイルを見つけてみるのも良いかもしれません。この点はそれぞれの方の乗り方や考え方かと思います。
さてやっと本題です。私の場合、以前にも書きましたが関東に住んできた時にはB*社の鉱物油がお気に入りでしたが販売中止に。その後はAg*社の半化学合成油→安定供給されない→Mo**社の化学合成油と移行しました。しかし青森に住んだ際、極寒冷時〜真夏の高速道路長距離運転には耐えられず、個人の方が輸入されているレーシングオイルメーカーの化学合成油に落ち着いています。(経験で言うと「値段」と「性能」は比例する物でなく、有名な某C社の高価オイルより安価で良いと思えるオイルは沢山あります。)
このオイルは、以前は一般的なオイルに比して「やや高め」ぐらいだったので紹介したこともありますが(前回のオフ会では持参)、その後値段が*倍に跳ね上がったのでお勧めできない製品になってしまいました。ただメーカー自体がブレンドを推奨しており(混合比率等も公開)セッティングや乗り方、外気温に併せて「最適」な粘度を作れるのでストレスを感じにくいので、手放せません。また性能劣化を評価して目一杯使ってやることで交換間隔が長くとれるので、ランニングコストは一般的な市販品より「ちょい高」として割り切って使用しています。
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