| エア・バイパスバルブは減速時にインテークパイプの過給圧をリリーフ(抜く)することによりサージ音(「吸気変動音?」とでも言えばいいのかな・・・エアクリーナーの蓋を外すと顕著に聞こえる)を押さえるために付いている物です。そもそもVTVバルブはエアバイパスバルブの制御に使っているのですが、ピンホールとワンウェイのチェックバルブが付いていて過給はすぐにかかり負圧はワンテンポ遅れてかかるような構造になっています。エアバイパスバルブを作動させる為には減速を検知する機構が必要ですが、VTVバルブを通ったワンテンポ遅れる負圧をA室、マニホールド直の負圧をエアバルブのB室へつなぐことにより減速時には圧力差が生まれ、コレにより過給圧をリリーフしているのです。 従ってアクセルオフ・オフ→オンにした際にバイパスバルブが開いていたとするとオンにした瞬間からバルブが閉まる一瞬に「過給漏れ」が起こるためラグが生じる場合があります。VTVバルブを逆付けすると結果としてエア・バイパスバルブの動きが阻害されますから、「アクセルオン時のレスポンス」と言う点においては良くなることもあるかと思います。 バルブが動かない際のデメリット等があるかないかはご自身で考えられて下さい。
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