早速ガソリンタンクへ注入しました。ファーストインプッレションはハイオクを入れたような感覚です。 次の満タン時に1目盛弱入れました。300km程度の走行ですが、アイドリングが安定していることは確かで、発進もよりラフにできます。さらに嬉しいこ とに、今まで最高11m/lであった燃費が、12km/lになったことです。 インジェクション廻りのなカーボンが除去出来たのでしょうか。 |
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一般的に粘度といえばSAE粘度が用いられていますが,エンジン油とギヤ油の粘度表示は異なっています。たとえば,ギヤ油では75W-90,85W- 90,SAE90(シングルグレード)などが一般的ですが,これらの温度と粘度の関係はエンジン油のそれと近似した値です。ですから,ギヤ油がエンジン油 の数倍も粘っこいというわけではありません。(75Wはさらさらです。90のシングルは鬼のように固い) |
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デフだけは値の張るGL-5を入れましょう。 なお、余談ですが、GL-5をトランスミッションに入れるのもあまりお勧めし ません。極圧添加剤(硫黄分)がミッションのシンクロ(黄銅)と愛称が良くないので,シフトフィールの悪化につながります。 |
ミッション・オイルですが、以前オート・メカニックにエンジン・オイルやオートマオイ
ルをミッション・オイルに流用するような特集があったときに、オートマ・オイル入れて見事にミッション壊しましたから、粘土の低すぎる物は禁物なようで
す。 |
もう既にご存じでしょうが、アルコール系燃料のガイアックスを試してみました。アルコールをベースに各種の添加剤をブレンドして低価格と低公
害排気ガスを目指しています。
私の住んでる横浜では、レギュラーガソリンが約95円強に対して85円と圧倒的にガイアックスが安価です。これはガソリン税を払っていないことが大きな
要因ですが、「安ければいいや」とそれ以上の深入りはしません。
さて、使ってみた感想ですが、エンジンが完全に暖まるまではアイドリングが若干不安定になります。特におとぼけジムニー特製の燃料調整機を薄い状態にし
た時に顕著に現われます。完全暖気後もガソリンよりアイドリング回転が低いので、アイドリング調整をして規定値にしました。排気ガスの匂いを嗅いだところ
明らかにガソリンとは異なります。水っぽいブレーキフュールドのような臭いです。排ガス成分はCO、HCともガソリンより低いようですが、発ガン性が疑わ
れているホルムアルデヒドを多量に排出しているそうです。
走りだしてからは、ガソリンとの差は全く感じられず軽快に走ります。アルコールはガソリンのオクタン価向上剤ともして有名ですので、高回転でガソリンよ
り良いとの話しも聞きましたが、私には変化ないように感じられました。注目の燃費ですが、クーラーを100%使用して市内と東名高速を走って、リッター
10.5キロと出ましたのでガソリンと比較して変化が有りませんでした。
アルコールは洗浄性が高いので、バルブ周りや燃焼室のカーボンを洗い流してくれます。その証拠に下の写真のように、点火プラグのネジ
山の汚れ(ピンボケでご免なさい)がガソリンとガイアックスでは全然違うことがわかります。燃焼室内のカーボンも無くなっていることでしょう。恐るべきア
ルコールの洗浄力!
しかし、この洗浄力が強すぎると金属の腐食やゴムの劣化を招きますし、ガイアックスを取り扱っているスタンドでも、アルコールで洗浄されたタンク内のゴ
ミがフィルターを詰まらせることが有ると説明していましたので、走行距離が多い車両ではフィルターが詰まり、エンストを頻繁に発生する可能性がありますの
で念の為燃料フィルターを交換したほうが無難です。
ガソリン使用
ガイアックス使用
さらに、オイルキャッチタンク内を見ると、ガソリン使用時は乳液状のものが溜まるのに対して、オイルのみが溜まっていました。ガソリンは燃焼 時に化学変化で水を精製するが、アルコール燃料は水を精製しないことが要因でしょう。
オイルキャッチタンク内の様子
以上のことから、おとジム風の賢いガイアックスの使用法としては、レギュラーガソリンとガイアックスをブレンドすることでお互いの良いところ を引き出したらどうでしょうか?