ロアホースに水道ホース
もう2年以上LLCを交換をしていないので、交換と洗浄を合わせて行った。ラジエーター下部のドレンコックから冷却水を抜いて、ラ
ジエーターホースとラジエーターを取り去る。
ラジエーターロアー口から水道水を勢い良く流し込み、キャップ口から水と汚れを出す。エンジンの冷却水と水の流れが逆になるから「逆さ洗い」である。コ
イン洗車場の様な圧力水で実施すれば更に効果的。
冷却水の注入方法
ジムニーの冷却水の流れを辿って行くと、エンジンで暖まった水はラジエーターに入る直前で分岐し、一部の冷却水がオイルクーラーと
ターボを通って高温の状態になる。この高温の冷却水がラジエーターを通って冷やされるのかと思いきや、そのままロアホースに入ってエンジンに廻ってしまう
(オイオイ)。
エンジン暖気時は暖まった水がエンジン内を素早く駆け巡り暖気時間の短縮に貢献するが、夏場の高気温の中、クーラーとターボを効かせてガンガン走る様な
過酷な状態の時にラジエーターで冷やされる前にエンジンに戻ってしまっては、チューニングエンジンではあっと言うまに100℃を超えてしまい、オーバー
ヒート状態になる。
そこで、沸騰寸前状態になった冷却水を、ロアホースに入る直前でミニラジエーターを通して冷やしてやることにした。ミニラジエーターは50ccオートバ
イのオイルクーラーを代用した。こんな小さなラジエーターでは大した効果も発揮しないだろうと期待はしていなかったが、これがどうして仲々の実力者。ミニ
ラジエーターに入る前のゴムホースを素手で触ると熱くて1秒ぐらいしか我慢できないが、ミニラジエーターを通った後のホースは熱さに3秒程度我慢できる。
走行してみると、通常より水温が3〜5℃低い。
左がジムニー、右がサムライ
具体的には冷却水が100度でオーバーヒートと仮定する。
ラジエーター左側
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赤い囲みがラジエーター左側取り付け状況 |
ラジエーター右側
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赤い囲みがラジエーター右側への取り付け状況 |